Swan Styleのインフォメーション

お知らせ

年末年始のご挨拶

御用納めも済み
ご自宅で新年を迎える準備にお忙しの方も多いのではないでしょうか。
今年は令和最初の年、皆さまにとってどのような1年でしたか?
先日発表された、新語・流行語大賞のラインナップから振り返ってみても
「計画運休」「免許返納」「軽減税率」「タピる」「○○ペイ」など
様々な出来事がありながらも、新時代の始まり感じさせる一年でした。
2020年はオリンピックイヤーしかも東京開催、盛り上がる年になりますね。
来年度も弊社は皆さまと「ONE TEAM」の意識で
人材育成の側面からお力になれればと思っております。
本年も皆さまには大変お世話になりました。
ありがとうございました。
2020年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えくださいませ。
※ 2019年12月28日(土)~ 2020年1月5日(日)お休みをいただきます。
株式会社スワンスタイル
http://www.swanstyle.co.jp

♯マネジメント「年上の部下を持った際に気をつけたいポイントとは?」

部下を持つということは、それだけでも難しいもの。
ましてやその部下が年上だと気苦労も倍増します。

1、 なぜ年上の部下は苦労するのか?
この場合、組織では自分が指示を出す「上」の立場であるのに、年齢では相手を敬うべき「下」であるというねじれ現象が生じています。

上の立場として 「指示命令や改善を促す」
下の立場として 「相手を尊重する」

どちらかに偏るのではなく、バランスよく接することが、年上の部下をマネジメントする際に重要です。
そうでないと「注意すべきことが遠慮して言えない」など、自分の行動がブレてしまうのです。

2、まず自分の役割は何か?を考えよう
部下が年上の場合、どのように指示をしたらよいのか?ばかりにフォーカスしてしまいがちです。
しかし、あなたの役割は部署のミッションを達成させるために、部下のパフォーマンスを最大限に発揮させることであると認識しましょう。

そのためには、相手の行動を促すような接し方を心がけることが大切です。
参考になるのが、D・カーネギーの名著「人を動かす」にある「人を動かす3原則」です。

(1)盗人にも五分の理を認める
(相手を批判しない)

(2)重要感を持たせる
(承認欲求を満たす)

(3)人の立場に身を置く
(強い欲求をおこさせる)

部下が年上の場合、自分の方がキャリアや経験がある、などと自負している場合が多いため、上から目線で指示を出したり、皆の前でミスを正したりすると、プライドを傷つけてしまい、関係性が悪化する場合があります。

部下の方が経験値の高い面は素直に認めて敬意を評し、教えてほしい、力になってほしい、と「重要感を持たせる」ことが大切です。

3、年上の部下に注意する際の2つのポイント
部下がミスをしたり、業務を遂行しない時には、年上であっても修正するように促すことも必要です。
言いにくいから、と目をつぶっていると、他のメンバーからの信頼を失うことにつながります。

伝え方のポイントは以下の3つです。

(1)具体的なゴールを示す

業務が理想通りに進んでいない場合、こちらが望むゴールと部下の目指すゴールがずれている場合があります。

「なんのために(目的)、なにを(対象)、いつまでに(納期)、どのレベルの水準で(要求水準)」やってほしいかを具体的に示します。

(2)裁量度を明確にする

「ここだけは守ってほしい」というポイントと、「このやり方は◯◯さんに任せる」という自由度を明らかにしてあげましょう。部下は動きやすくなります。

(3)否定形ではなく、肯定形で伝える

「◯◯しないように」という否定的な表現だと、制約のニュアンスが強くなるため、年上部下からは拒否反応を示される場合があります。
例えば
・遅れないようにしてください→間に合わせましょう
・誤りのないように→精度を高く
など、肯定的な表現を心がけましょう。

いかがでしたか?

年上、年下に関わらず、相手を人として尊重し、どうしたら部下のパフォーマンスを最大限に発揮させ、部署のミッションを達成させるか?を考え続けましょう。それによってあなたの管理職としての資質も日々磨かれてゆくこと、間違いありません。

♯マネジメント「年齢差で苦労しないために必要なこと」

こんにちは。ブログ担当の石山です。

「私の方が年上で教える立場なのに、逆に教えてもらって申し訳ない」

異動してきた先輩が、開口一番放った言葉。
最初、この言葉の真意を理解できませんでした。

私としては、年上の人に教えるという難しい機会、
自分のコミュニケーション力を上げる絶好のチャンス!
と意気込んで臨みました。

先輩は社歴も人生経験も、私より豊富。
命令口調にならないように気を付け、
上司や取引先との打ち合わせの際は、
先輩にメインで話してもらうなど、
全面的に先輩を立てるようにしました。

それでも、私の方が説明する機会があると、
先輩の顔はとても険しくなり、
冒頭のセリフが繰り返されました。

先輩は、年下の方が自分より詳しいという
状況が我慢できなかったのでしょう。

私は、会社のために説明しているのに
でしゃばるな、と責められているように感じ、
当初のやる気はしぼんでいきました。

その当時の私は、結局どのようにコミュニケーションを
とっていけばいいのかわからず、
気持ちを抑え込んでしまいました。
今思えば、上司に相談したり、先輩に腹を割って話したりすれば
何か変わったかもしれません。

そして研修を受けるなど、自分の中で学びの機会を作り、
このような場合のコミュニケーションの選択肢を
持っておけば、もっとスムーズにできたのかもしれません。
自己流のコミュニケーションでは、やはり限界があります。

年齢の上下と立場の上下が入れ替わるケースは
今後ますます増えることが予想されます。

管理職になった時に初めて
マネジメント研修や部下指導研修を
受けるケースが多いと思いますが、
今後はもっと早い段階で必要になって
くるのではないかと感じます。

年齢や立場の上下の関係を大事にすることは
大切なことです。
でもそのことが、業務遂行や職場の雰囲気に、
影響を与えることのないよう、
コミュニケーションの取り方の選択肢を自分の中で増やす、
そのための学びの機会の重要性を、今改めて感じます。