♯マネジメント「年齢差で苦労しないために必要なこと」
2019年12月18日
こんにちは。ブログ担当の石山です。
「私の方が年上で教える立場なのに、逆に教えてもらって申し訳ない」
異動してきた先輩が、開口一番放った言葉。
最初、この言葉の真意を理解できませんでした。
私としては、年上の人に教えるという難しい機会、
自分のコミュニケーション力を上げる絶好のチャンス!
と意気込んで臨みました。
先輩は社歴も人生経験も、私より豊富。
命令口調にならないように気を付け、
上司や取引先との打ち合わせの際は、
先輩にメインで話してもらうなど、
全面的に先輩を立てるようにしました。
それでも、私の方が説明する機会があると、
先輩の顔はとても険しくなり、
冒頭のセリフが繰り返されました。
先輩は、年下の方が自分より詳しいという
状況が我慢できなかったのでしょう。
私は、会社のために説明しているのに
でしゃばるな、と責められているように感じ、
当初のやる気はしぼんでいきました。
その当時の私は、結局どのようにコミュニケーションを
とっていけばいいのかわからず、
気持ちを抑え込んでしまいました。
今思えば、上司に相談したり、先輩に腹を割って話したりすれば
何か変わったかもしれません。
そして研修を受けるなど、自分の中で学びの機会を作り、
このような場合のコミュニケーションの選択肢を
持っておけば、もっとスムーズにできたのかもしれません。
自己流のコミュニケーションでは、やはり限界があります。
年齢の上下と立場の上下が入れ替わるケースは
今後ますます増えることが予想されます。
管理職になった時に初めて
マネジメント研修や部下指導研修を
受けるケースが多いと思いますが、
今後はもっと早い段階で必要になって
くるのではないかと感じます。
年齢や立場の上下の関係を大事にすることは
大切なことです。
でもそのことが、業務遂行や職場の雰囲気に、
影響を与えることのないよう、
コミュニケーションの取り方の選択肢を自分の中で増やす、
そのための学びの機会の重要性を、今改めて感じます。
カテゴリ:スキルアップコラム