Swan Styleのスキルアップコラム

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2020年ビジネスキーワード4選

新型コロナウィルスにオリンピックの延期
気候変動による自然災害やAIの急速な進化など
今年は新しい世界へ強制移行を促された一年
だったのではないでしょうか。

その中で今年頻繁に耳にするようになった
4つのキーワードをご紹介します。

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1、VUCA(ブーカ)

2、OODAループ

3、レジリエンス

4、エモーショナルインテリジェンス(EI)

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1、VUCA(ブーカ)

・社会、ビジネスにおいて、未来を予測することが困難な状態を示す言葉。
・元々は軍事用語、世界大国の軍事戦略が核兵器から不透明な交渉へと変わりゆく1990年代の状態を表していた。
・VUCAは予測困難な要因の4つ特性の頭文字から作られている。

V:Volatility(変動性)

U:Uncertainty(不確実性)

C:Complexity(複雑性)

A:Ambiguity(曖昧性)

 

2、OODAループ

・VUCA時代を生き抜く思考サイクルのこと。
・従来のPDCAサイクルよりも、刻々と変化する情勢に臨機応変に対応しやすい思考法と言われている。
・アメリカでは突発的なテロへの対策として、指揮官の命令がなくても現場の兵士が自分で状況を見定めるための戦略法として提唱された。
・OODAループは臨機応変にステップを飛ばすことができる。そのためサイクルを回し終えるまでの時間が短く、短期間で変化に対応できるといわれている。

・OODAループの4ステップ

Observe(観察)→情報を収集して市場などの動向を観察、現在何が起こっているのかを見定める

Orient(適応・見定め)→見定めた内容をもとに仮説と解決策を立てる

Decide(決定)→最適解を選択する

Act(実行)→実行する

・事前の計画通りにいかないVUCA時代は「観察しながら、仮説を立てながら、動く」ことが大切である。

 

3、レジリエンス

・困難や脅威を感じる状況でもうまく適応する能力」のこと。日本語に訳すなら、復元力、回復力、弾力などが当てはまる。
・レジリエンスが注目されるようになったきっかけの一つは東日本大震災。あれほどの被災にもかかわらず、暴動が起こることなく、被災者の方々のほとんどが非常に前向きだったことで、「元に戻ろうとする心の力」が重要視されるようになった。
・もともとは物理用語だが、最近ではビジネスや地球温暖化など社会のあらゆるシーンで対応力や危機管理能力といった意味で使われている。
・ビジネスではプロジェクトモデルをレジリエンスに富んだものにしておくことが大切。予想外の問題が発生したときに、すぐさま代替案に切り替えられる準備をしておくこと。
・コロナ禍においては、変化や激動に対応する強いストレスや、通常よりも大きなプレッシャーにさらされても、心がつぶれることなく立ち上がる強さとして使われることが多い。

 

4、エモーショナルインテリジェンス(EI)

・日本語では感情的知性、心の知能などと訳される。
・1995年ダニエル・ゴールマン著書『EQ こころの知能指数』で広く知られるようになった。
・前述の本では「自分自身の感情を認識・理解および管理する能力、そして同様に他人の感情を認識・理解し、影響を与える能力」と定義している。

・EIを高める4つの領域

①セルフアウェアネス(自己認識)
自分の感情を認識し、それが自分に及ぼす影響を認識する

②セルフマネジメント(自己管理)
強い感情を引き起こす出来事に直面したときにポジティブな反応をできるよう努める

③ソーシャル・アウェアネス(社会的認識)
他者のニーズや感情に対する理解を深めるために対話し、相手の言葉に真摯に耳を傾けること

④リレーションシップマネジメント(人間関係管理)
他者を望ましい反応や行動へ導くために影響力を発揮すること。自分の感情を不必要に高まらせて過剰反応をしないよう努め、落ちついた態度を維持することで、相手への変化を促すこと。

 

【まとめ】

AI(人工知能)やIoT時代を迎えた今
人々の関心やニーズは物理的なモノから
心に刺さるモノやサービスへとシフトしてゆきます。
本日取り上げたキーワードは
コロナ禍においてはもちろん
アフターコロナ時代のホスピタリティ産業
富裕層ビジネスに必要な能力になるのではないでしょうか。

気をつけたい!2020年コロナ禍での年末年始の挨拶言葉

2020年は、世界中の人々が
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた年でした。
外出自粛のために会いたい人に会えない時間が長く
寂しい思いをした方も多いのではないでしょうか。

年末年始のご挨拶は
本来日頃お世話になっている方々への感謝の気持ちと
新年も変わらないお付合いへの願いを込めて送るもの。
この時代だからこそ
人の心に寄り添う言葉を選んで届けたいですね。

 

 

◆忌み言葉に気をつけましょう

ご挨拶文を書くときに気をつけたいのが
忌み言葉です。
おめでたい場面で避けなければならない言葉で
「去る」「衰える」「絶える」「病む」
「倒れる」「終わる」
などがあります。

 

たとえば「去年」という言葉には
「去(る)」が含まれているため
「旧年」「昨年」と言い換えます。

自分でメッセージを手書きしたり
パソコン入力する場合には気をつけましょう。

また今年すっかり見慣れてしまった
「コロナ禍」という言葉。
「禍=わざわい」という意味なので
別の表現にすることをお勧めします。

 

◆年末年始の挨拶例文集

 

【相手を気遣う一言】

・自粛生活が続きますがお変わりありませんか?

・一日も早いコロナ収束を祈っています

・お互い身体に気を付けて、元気に一年を過ごしましょう

・また〇〇様にお会いできる日を楽しみにしております

 

【会えなかった間の近況報告】

・旧年より自宅勤務となりました
家族一緒に過ごす時間が多くなり絆が深まった気がします

・外出できなくなった分 趣味がゴルフから読書へと変わりました
読書家の〇〇さんのおすすめがあればぜひ教えてください

・ステイホームのおかげで料理のレパートリーが増えました
落ち着いたらぜひ食べに来てくださいね

 

【ビジネス向け】

旧年中は格別のご愛顧を賜り 厚く御礼申し上げます
本年もより一層のお引き立てのほど
何卒よろしくお願い申し上げます
新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と
〇〇様のご活躍をお祈り申し上げます

 

旧年中は新型コロナウイルスの影響の中
皆様より沢山のご支援ご協力を賜り
有難く厚く御礼申し上げます
従業員力を合わせて信頼にお応えできるよう努めてまいりますので
本年もこれまで同様のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます

 

◆挨拶のタイミング(目安)

【社外の場合】
メール 年内最終日7~3日前到着
ハガキ 郵送期間を考え年内最終日7日前に投函

【社内の場合】
メール 年内最終日の朝到着
ハガキ 年内最終日3日前到着

が一般的です。
お客様の年内最終日を確認しておきましょう。

 

◆まとめ
今年も残り10日を切りました。
年末のご挨拶の準備、整っていますか?
この時代だからこそ
言葉の温もりを見直して
あなたらしい一言を
添えてみてはいかがでしょうか。

レジリエンスを強化するには

アメリカスペースXの新型宇宙船にも
名付けられるなど、最近耳にする機会の多い
「レジリエンス」。

「回復力」や「逆境、困難を乗り越える力」を
指すレジリエンスですが、
一体どうやって強化していけばよいのでしょうか?

コロナ禍でますます不確実性が高まっている今の
世の中で、レジリエンスを強くするためのポイントを
2回に渡りご紹介します。

◆レジリエンスを強化する5つの資源とは?
先にも述べたとおり、レジリエンスは
回復力や逆境、困難を乗り越える力を指しますが、
決して先天的な能力ではありません。

筋肉と同じで、意識的にトレーニングをすることで、
後天的に鍛えることができるのです。

レジリエンスを強化するには、
以下の5つの資源を高め、鍛えることが必要です。

1)感情コントロール力
2)自己効力感
3)自尊感情
4)良い人間関係
5)楽観性

今回は、5つの中でも、特に効果的で
自分でも鍛えやすい「自尊感情」について
詳しくご紹介しましょう。

 

◆自尊感情を高める3つの方法
自尊感情(self-esteem)とは
「自己肯定感」とも表現され、
自分自身を価値あるものだと感じる感覚のことです。
ひとことで表すと「自分を好きだと思える」ということ。

自尊感情を高めるには、
いろいろな方法がありますが、
今回は3つの方法をお伝えします。

 

「他人と比較するのをやめる」
「自分を褒める」
「笑顔を心がける」

 

◆「他人と比較するのをやめる」
キラキラした他人を見るたびに、
自分の価値が下がったように感じていては、
自尊感情からはどんどん遠ざかってしまいます。
人と比べてはいけないと頭ではわかっているけれど
実際には難しいものです。

そんな時は、SNSと少し距離を置くのも良いでしょう。
手持ちぶさたになると
SNSをチェックする癖がある人は、
チェックする時間を昼食後と夜寝る前などと
決めるだけでも、想像以上に心が軽くなりますよ。

余計な情報をシャットアウトし、
他人に向けていたベクトルを一度しっかりと
自分に向けなおしてみましょう。

 

◆「自分を褒める」
自尊感情に欠かせないのは、
自分自身をしっかり褒めることです。
そのポイントは二つ。

一つ目は「とにかくたくさん褒める」
そのためには、「え?こんなことでいいの?」と
思うくらい小さなことから褒めましょう。

例えば、アラーム通り起きられたら
「起きられた!私、えらい!!」

締め切りを守って書類を提出できたら
「よし!終了、よくできました!」

褒める内容<褒める回数 が大切なのです。

もう一つは「声に出して褒める」
自宅ならば、大げさなくらい自分を褒めてあげましょう。

人は、自分が話した言葉を自分で聞くことによって、
あらためて自分が考えていたことに気づくと
いわれています。(オートクライン)

職場などで声を出すのが難しい時は、
口を動かすだけでもOKです。
自分の脳にしっかりと信号が入っていきます。

 

◆「笑顔を心掛ける」
口角を上げて笑顔の表情を作るだけで、
脳が「今楽しいんだ」と錯覚してセロトニンという
幸せホルモンを分泌させることが脳科学で
証明されています。

これはMotion Creates Emotion=
行動が感情を作ることであり、
「幸せだから笑う」のではなく
「笑っているから幸せになる」という心の在り方です。

今はマスクを着用している時間も多いので、
作り笑いでも大丈夫!
笑うことで自分自身を好きになってゆきましょう。

 

この3つを実践するのは難しいかもしれませんが、
少しでも実行できたら大いに自分を褒め、
他人ではなく過去の自分と比べてできたところに
目を向けていきましょう。

今回はレジリエンス(回復力)を高めるために
必要な「自尊感情」についてお伝えしました。
次回は、「自己効力感の高め方」です。

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