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あなたは大丈夫?ビジネスシーンで間違えやすい言い回しや表現6選

コラム担当の齋藤です。

普段の会話やメールなどで時々見かける
言い間違いや違和感のある表現。
近しい関係だったら正しい表現を伝えられるものの、
そうでない場合、どうしたらいいのか、
モヤモヤしてしまうこと、ありませんか?

 

もしかするとあなた自身も知らないうちに
間違った表現を使って
相手をモヤモヤさせてしまっているかも・・・。

 

そこで今回は、ビジネスシーンで気をつけるべき、
間違えやすい言い回しについて確認してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①足元をすくわれる
隙をつかれて失敗させられることを
意味する「足をすくわれる」。
「足元を見る」(相手の弱みにつけ込む)と
混同して覚えている人が多いようです。
正しくは「足をすくわれる」です。

 

②うる覚え
2018年の「ことばの総泉挙」で
4分の1の人が間違えたこの表現。
記憶が定かでない時によく使われる表現ですが、
正しくは「うろ覚え」です。

 

③〜させて頂く
ビジネスでよく使う表現でありながら、
違和感を持つ人も多い「〜させて頂く」という言葉。

「スケジュールを変更させていただきます」のように、
「相手の許可」が必要な場合や、
自分が恩恵を受ける場合は正しい使い方なのですが、
「拝見させて頂きます」「お渡しさせて頂きます」など、
謙譲語が重なる二重敬語となると、
「くどい」「違和感がある」と感じる方が多いので
避けた方が良いでしょう。

「拝見致します」「お渡し致します」で
十分に丁寧な表現となります。

同じように「おっしゃられる」「おいでになられる」なども
二重敬語なので、それぞれ
「おっしゃる」「おいでになる」が適切です。

 

④二重表現
「頭痛が痛い」のように、
同じ意味の言葉を重ねてしまう二重表現も
言い間違いとしてよく見かけます。

・あとで後悔する→後悔する
・返事を返す→返事をする
・必ず必要→必要
・犯罪を犯す→罪を犯す
・一番最初→最初
・今の現状→現状
・期待して待つ→期待する 等々

文字にすると気づきやすいのですが、
会話では間違えて使いやすいので注意しましょう。

 

⑤とんでもございません
思いがけない、意外な、全くそうでない、を
意味する「とんでもない」は、
「とんでもない」までで一つの言葉なので、
「ない」だけを「ありません」「ございません」と
敬語表現するのは間違いだと言われています。

しかし、2007年の文化審議会では
「とんでもございません(とんでもありません)を
使うことは問題がない」という指針が出されました。

とはいえ、間違いだと認識している方も
まだまだ多いので、
「とんでもないことです」「恐れ入ります」
の方が無難な表現でしょう。

 

⑥なるほどですね。
そもそも「なるほど」自体が、
相手の話に評価を下すような
印象を与えるということで、
目上の人に対して使うと失礼だと
取られてしまうこともある言葉。

それに「ですね」という丁寧語がつくことで
違和感を抱く人も多いようです。

間違った表現ではありませんが、
ビジネスシーンや目上の人に多用するのは避け
「勉強になります」「おっしゃる通りです」などの
表現を使った方がいいでしょう。

 

いかがでしたでしょうかか。
自分では正しいと思って使っている
言葉や言い回しも、
実は間違った使い方であった、
ということはよくあることかもしれません。

迷った時にはちょっと調べてみる、
確認してみることが大切ですね。