フロントコンシェルジュ白鳥(シラトリ)さんの独り言4 ~雨の日は憂鬱・・~
2021年06月10日
こんにちは。
レジデンスで働く
バーチャルフロントコンシェルジュ白鳥(シラトリ)です。
雨の朝は憂鬱です。
雨の日のお出掛け(しかも出勤)は
そもそもテンションが上がらないものですが
私たちの場合、理由は別にあります。
それは
タクシーが捕まらないから。
<私たちの職業あるある⁉︎>
レジデンスサービスのひとつである
『タクシー予約』
居住者様は
お部屋からインターフォンで
フロントに気軽にご依頼いただけます。
タクシー会社に電話をしたり
住所指定する手間が省けるので
多くの方が利用されています。
インターフォンで依頼を受けると
私たちはアプリからタクシーの配車予約をします。
このアプリは非常に便利で
到着予定時刻や配車されるタクシーナンバー
その車が今どこにいるか?が
リアルタイムで確認できる優れものです。
しかし!
いつもは頼りになるこのアプリも、雨の日は。。
『近くに車がいません』
とか
しつこく送信してなんとか捕まった!と思ったら
到着時刻が『30分後』
だったりして、ほとんど役に立ちません。
‘こんな天気だからこそタクシーを使いたい’
‘便利なサービスを利用したい’
‘高い管理費を支払っているのだから’
そんな居住者様のお気持ちがわかるだけに
私たちコンシェルジュは
右手にマウス、左手に受話器(電話予約)の二刀流で(!)
必死でタクシーを手配しています。
<そんな時に私たちができる小さなこと>
1、先に状況を伝える
インターフォンで依頼を受ける時
「雨でタクシーが混み合っておりまして
到着まで15分以上かかっています。」
とあらかじめお伝えします。
その時、具体的に‘○分’とお伝えすることが大切です。
そうすることで、居住者は
スケジュールを立てることができるからです。
2、判断を委ねる
「いかがいたしますか?」
と問いかけをして
依頼するかどうかを判断していただきます。
これには心理学的な裏付けがあります。
人は押し付けられたことには反発しますが
自分で決めたことには納得しようとします。
時間がかかることを理解したうえで
「配車してもらう」とご自身で決めたほうが
フラストレーションが少なくて済むからです。
3,積極的な心理浄化を心がける
とはいえ、居住者様は
〈イラッ〉〈モヤッ〉とした感情を抱えています。
だからこそ
「タクシーが到着したらご連絡しましょうか?」
というプラスアルファの提案や
到着したときには
「大変お待たせしました、タクシーが到着いたしました」
という気遣いのひとことを添えています。
そしてなによりも
居住者様がタクシーに乗り込む時には
爽やかな声と笑顔で
「いってらっしゃいませ」
とで送り出すように心がけています。
居住者様って、気にしていないようで
コンシェルジュの挨拶を
しっかり聴いていらっしゃるんですよね。
<まとめ~手を尽くしてもダメなことはある!>
タクシー予約のみならず
私たちがどう頑張っても
期待に応えられないことがあります。
・考えられる限りの手を尽くした
・お客さまの気持ちを察してできる限り寄り添えた
と思えたならば
あとは気持ちを切り替えることも大切ですね。
私たちコンシェルジュもそうですが
サービス業従事者は
出来なかったことに必要以上の罪悪感を
抱いてしまう傾向にあります。
その優しさや支援の心はとても大切なものですが
それが時に自分の心を苦しめてしまうこともあります。
だから!
まずは前向きに動いて!
善処して!
それでもダメな時は
‘誰のせいでもない’と一旦気持ちを区切って
次のことに目を向けましょう!
さぁ、梅雨の季節が本格的に到来しますからね。
私たちは今年もタクシー手配に奮闘しますよ!
カテゴリ:インフォメーション,どのような仕事なの?