バーチャルコンシェルジュ白鳥(シラトリ)さんの独り言5 ~ポーターのホスピタリティ~
2021年07月13日
こんにちは。
レジデンスで働く
バーチャルフロントコンシェルジュ白鳥(シラトリ)です。
最近の高級レジデンスには
ドアマンやポーターが常駐しています。
お客さまにとっては
入口で気持ちよく出迎えてくれたり
また荷物をお部屋まで運んだりと
とても頼りになる存在!
今回は、彼らならではの
さりげないホスピタリティを紹介したいと思います。
<面白い運び方・・・?>
あるポーターさんが空の台車を運んでいた時のこと
それを見ていたゲストの方が
「ねぇ、面白い運び方している!」
と声を上げていました。
見てみると
4つある車輪のうち、3つを浮かせて
つまり、1輪だけでバランスをとりながら
台車を運んでいます。
はい。
たしかに面白い恰好ですね(笑)。
<その真意は・・・?>
さて、皆さまは
ポーターがなぜこのような運び方をしていたのか
お分かりになるでしょうか。
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それは「お客さまへの心配り」なんです。
その場所は、床がタイル状になっていて
台車を普通に運ぶと
ガラガラという音が響きやすいのです。
フロントにはタクシーを待っている居住者さまや
ご友人と待ち合わせのゲストがいらっしゃいました。
そのポーターさんは
「台車の音が少しでも小さくなるように」
「フロントにいるお客さまにとってうるさくないように」
「お話の邪魔にならないように」
運び方を工夫していたのですね。
<大切なことは創意工夫すること>
もちろん
床が絨毯敷であれば、そんな必要はありませんし
荷物を載せれば、どうしたって
ガラガラという音は出てしまいます。
だから
「そんなアクロバットみたいなことをしなくても
いいんじゃない?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも私は、ポーターさんが持っている
「心地よい空間のために試行錯誤する心」
が素晴らしいな、と思いました。
ホスピタリティって
・何をした
・どうやった
という方法論ではなく
実は、そこに至るまでの
・相手の立場に立って想像すること
・創意工夫すること
の中にあるんですよね。
そのポーターさんは
「ただ荷物を運んでいればいい」
で終わらず
どうしたらお客さまにとって心地よい空間になるか?
にいつもアンテナを立てているんだろうな。
<まとめ>
今回はポーターさんの
ホスピタリティをご紹介しましたが
このような心遣いも
表現としてはあまりにもさりげないので
お客さまの目には留まらないことがほとんどです。
それでも日々、フロント周辺に目を配り
お客さまの快適なご出発とご帰宅をサポートする
ドアマンやポーターさんには
いつも感謝しています。
フロントとドアマン、ポーターは一つのチーム!
これからも力を合わせて
居住者様の日常をサポートしていきます。
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